漫画ドリーム![]()
りんの好きな漫画の感想と紹介。おすすめな漫画があったら教えてくださいね。
| 日出処の天子 / 山岸凉子 |
| 「日出処の天子、書を日没処の天子に致す。恙無きや云々」遣隋使の小野妹子が隋の煬帝に差し出した国書にはこう書かれていた。その国書を小野妹子に託したのが「日出処の天子」とされる厩戸皇子(後世、聖徳太子と呼ばれる)である。言うまでも無くこの漫画の主人公は厩戸皇子(以下、王子)。若き日の厩戸皇子の苦悩が描かれています。歴史漫画と言えば歴史漫画なのですが、どう考えても史実ではない部分が多々あります(笑)中性的な美や不思議な能力を持つ王子は、母親に愛されなかったためか女性を忌み嫌い、蘇我毛人に恋をします。毛人も王子に魅かれるものの、しかしそれは叶わぬ恋…王子は毛人と一緒になると強靭な能力を使えるようになり、もとは私たちは一つの存在であったから一緒になるべきだと毛人に説きますが、毛人は元が一つの存在だったとしても一緒になってはいけないのだから同性で生まれたのだと言います。一つの存在であるという形での愛は、毛人そのものをを愛しているのではなく、自分の片割れである毛人を愛しているとのこと。つまりは、王子が自分のことしか愛せないということなのです。きっと、この世で一番愛してくれるべき母親からの愛情がなかったために、孤独で自分しか愛せなくなってしまったんでしょうね…人間は自分しか愛せないままでは、ずっと孤独なのです。初めて読んだのは高1の時でしたが、何度も読み返すうちに深く深くはまって抜け出せなくなる漫画です。「史学概論」で日本史のN野目先生が歴史解釈の資料として持参してきた漫画の一つで、彼は「ラブコメ」と仰っておりました…講義のある朝、持って行くために本棚から取り出したそうですが、読まなくてもいいのに読まずにいられなかったそうです… |
| 青青の時代 / 山岸凉子 |
| 「青青(あお)の時代」は弥生時代を舞台にした漫画です。(決して、昔やってたドラマとは何の関係もございません)一応、ヒミコと後継者であるイヨを中心とした話なのですが、私たちが知っているようなヒミコの話ではないのです。日女子(ヒミコ)の姉である日女(ヒルメ)とその孫である壱与(イヨ)、そして死人の世話をするというクロオトコ鮪(シビ)を中心とした、大和(ヤマタイ)伊都国の王子の後継者争いや巫女王の地位を守らんとする日女子の権謀術数…私たちの知らない弥生時代というか、青青の時代が見えるんじゃないでしょうかねえ。何事にも健気なイヨ。微笑ましく、色々な困難が訪れ立ち向かう姿を思わず応援したくなってしまいます。山岸凉子さんはどうしてこういう物語が描けるんでしょうね…歴史漫画っていうのは、史実とかけ離れていても、創作性が感じられなくても面白くないものになってしまいます。その中で素敵なお話ができるなんて本当にすごいです…山岸凉子さんの話はどれも話が濃くて興味がそそられて面白いです。 |
| 天上の虹 / 里中満智子 |
| サブタイトルに「持統天皇物語」とあり、まさに持統天皇物語であります。「日出処の天子」にどっぷりはまっていた頃、本屋さんで偶然見つけた漫画でした。歴史モノっていうだけで即購入したのでありました(笑)里中満智子さん(よくTVにも出られたりする漫画家さんです)は、よく勉強していらっしゃって、かなり内容の濃い漫画です。これもN野目先生が持っていらっしゃた漫画の一つでありました。政治と人間関係…昔も現在も同じで汚職やスキャンダルがありました。作者が女性であるので、女帝の持統天皇(鵜野讃良皇女)の心理描写がとてもよく出来ています。夫、天武(大海人皇子)との愛に生き、天武の血をつないでいきたいと考えるも色々とあり…天皇といえども女性なのであり、女性といえども天皇なのであります。女性の方はとても感情移入出来るんじゃないんでしょうか???里中満智子さんは皇族から庶民まで全ての人の歌が載っている日本最古の和歌集である万葉集はすごいと絶賛してい、随所に和歌が現れます。和歌の解釈の仕方も、こちらが勉強になるぐらいです。皇極天皇の次に即位したのは天智天皇(中大兄皇子)ですが、その間にもう一人いたような記述も残されており、中大兄皇子の実妹である間人皇女が即位したという歴史解釈をなさっています。歴史の教科書では、ほんの数ページで終わってしまう内容も、これでは面白く長く読むことができます。日本史のN本先生は「里中満智子は読むな」と仰っていましたが、大学教授にこう言われてしまうほど、筋が通っているものなんでしょうね。 |
| 女帝の手記 / 里中満智子 |
| 孝謙天皇(称徳天皇)の伝記が漫画になったもの。孝謙(称徳)は古代における最後の女帝です。女帝は後継者の問題で中継ぎとして立てられた者が多いのです。だから、皇后がなることが主なのですが、この孝謙(称徳)は立太子までしていて、今までの女帝とは意味あいが少し違ってきます。重祚もしているし…政治の中に生きた幼少時代。幸せなのかなあ〜?後半の彼女を語るにおいて僧・道鏡ははずせません。ただ単に称徳と道鏡の愛の政治(?)を読むもよし。深く『続日本紀』にまで足を突っ込むも良しです。「天上の虹」よりは歴史叙述っぽいです。 |
| 世界で一番優しい音楽 / 小沢真理 |
| シングルマザーであるスゥと娘のんのんのほのぼのストーリー。大抵一話完結でとっても心が温かくなる漫画です。とってもとっても素敵な親子なんです。私は眠れない夜に読んで心をリラックスさせています。のんのんを中心とした子供の視点の話、スゥとのんのんの父親の家庭教師をしていた豊上さんの恋模様…現実的な話の内容なのに、何だかファンタジーさも感じられ童話みたいなのです。最後は、スゥと豊上さんが結婚して終わりますが…童話の多くが王子さまとお姫さまの結婚シーンで終わります。ハッピーエンドの先はどうなるか分からない…なのだそうです。その後のお話もあって、家族も増え仲良く暮らしています。番外編の「Woo,Baby」も切ないお話です。切なさの中に温かさが感じられます。 |
| めぞん一刻 / 高橋留美子 |
| ボロアパート一刻館の人々が繰り広げるコメディ。一刻館の管理人で未亡人である響子さんと住人の五代くんのラブストーリーが中心です。どじでさえない五代くん。響子さんへの愛は誰にも負けない…しかし、ライバルの三鷹さんが現れ、その上響子さんは亡き夫である総一郎さんのことが未だ忘れられない様子…響子さんに見合うべく頼りのある男になろうと…とはいっても、五代くんはまだまだ未熟な青年で、こずえちゃんに浮気(!?)をしたり、就職は出来ずにキャバレーの呼び込みバイトをしてたり…五代くんと響子さんと上手くいくのか…???一刻館の住人は面白い人ばっかで最高です。人間模様の書き方も上手。最後はホントに泣ける。感動します。高橋留美子さんという漫画家さんは女性の方なのに男性心理を的確に描くと言われてるそうです。私は女だから分からない〜 |
| 僕のかわいい上司さま / 小池田マヤ |
| コレは4コマ漫画であります。4コマっていうとギャグ漫画が多いと思いますが、これはかなりストーリー性があります。父親が昔たまに買っていた4コマ漫画雑誌に連載していた漫画家さんで、小池田マヤさんっていうんだ〜って目をつけておりました。最近は「…すぎなレボリューション」がヒットしていましたが、私は断然「僕のかわいい上司さま」がすきです。仕事場での上司と部下というポジションにいる2人。プライベートでの普通の恋人でいる2人。面白くて、ちょっと切なくて、可愛い漫画なのであります。登場してくる人物がみんな一生懸命で大好き!!うずらと一家の物語「うららかな日々」も大好きだったんですが、どこにも売っていません(泣)情報求む! |
| みかん絵日記 / 我孫子三和 |
| 人間の言葉を話せるオレンジのネコ・みかんの物語。トムという名でじいさんに飼われていたころに人間の言葉を覚えてしまします。じいさんが死んだあとは化け猫扱いされノラに…しかし、吐夢という少年にくっついて草凪家で飼われることに…クロブチや牡丹やカルマ、キリィとモリィなどのネコ仲間や犬のももじ、草凪家の人々…素敵な仲間と繰り広げられる物語は、かわいくて、ほのぼのしてて、ちょっぴり切なくて、時には考えさせられるものです。みかんとキリィの間に産まれた“こりんご”という子供がめちゃくちゃかわいいのです。吐夢のともだちの世良が飼う伽羅ちゃんも、きょうこちゃんの飼うステラちゃんもッ!!連載は終了してしまいましたが、特別編という形で雑誌に載っていたりするのでこれからも楽しみです。 |
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